NPO法人(特定非営利活動法人)
設立経緯
同じ志を持つ仲間を集めて
私たち「捨て猫をなくす会」は一部の無責任な飼い主によって、公園・神社・スーパー等に捨てられ繁殖してしまった猫たちの里親探し、避妊去勢等を行っているボランティアグループです。
はじめは個々の活動でしたが、個人に重くのしかかるエサ代・避妊去勢手術などの出費・里親探しなど、個人では限界があることを実感。
同じ志を持つ仲間を集めて平成15年2月より静岡県内のある公園にて繁殖してしまった猫たちの避妊去勢・里親探しを手がけてきました。
命の大切さを知って欲しい。
こうした捨て猫は地域へのトラブルや苦情の原因にもなり、人間の身勝手な都合で保健所に持ち込まれ、処分される数は県内の猫だけで年間1万頭(保健所の処分数全国ワースト上位)にも上がっています。
このような現実を前に、私達だけの問題ではなくなり環境問題にも発展しつつあります。
現在、テレビや新聞でも毎日のように報じられている幼児虐待・殺傷事件、他にも無意味な動物実験・動物虐待などの問題。これらもテレビゲーム等の普及で死んでしまえば、ゲームオーバー、リセットで生き返るという感覚から、いつしか人や動物の命の大切さが失われ、大きな社会問題につながっているといっても過言ではありません。
このような状況の中で、出来るだけ子供たちや数多くの方々に命の大切さ、不幸な動物がいるこの悲しい現実を知っていただきたいと思っています。
同じ賛同者が集まり団体となり、行政機関と連携出来れば、このような不幸な動物たちをより減らすことができ、お互いに快適に暮らせるまちづくりが出来ると考えています。
不幸な猫たちが増えませんように。
静岡県富士市の某公園で、昨年半年の間に40頭以上の猫が捨てられました。
ほとんどは子猫ですが、うち約15頭が成猫です。
悲惨な状況に心を痛めているボランティアの人達が動物病院へ連れて行き健康診断・ワクチンなどを行い、里親を探す為に家で保護していますが、これ以上保護することが難しい状況です。
帰り際、連れて帰って欲しそうに、ミャーミャーと泣きながら車に寄ってくる子猫もいます。
これから春になると猫の出産シーズンを迎えます。無責任で心無い人達により捨てられ、梅や桜祭りで賑わう最中、公園のツツジの隙間でうずくまっている子猫がたくさん増えます。カラスに連れ去られる子猫もいます。
どうか、理解のある方、避妊去勢の呼びかけと、捨て猫防止のご協力をお願いいたします。
もともとは人に飼われていた猫達です。これ以上、不幸な猫達が増えませんように・・・。
どの猫を生かし、
どの猫を殺すかという
命の選択はできない
野良猫の避妊・去勢に協力を。
野良猫の避妊・去勢に協力を公園、スーパーなどにすてられて反初校した野良猫の避妊・去勢、もらい手探しを行っています。会として年間約100匹以上の避妊・去勢をさせています。
猫との縁が始まったのは今から20年近く前。幼稚園児だった息子が子猫を拾ってきたのがきっかけです。飼うことにしたものの、それまで「どちらかと言えば猫は嫌い」で面倒を見た経験がなかったため、世話の仕方もしつけ方も分からず、すぐに悲劇がおきてしまいました。
部屋の中でおしっこをした事をしかる為、指先で額を叩いたところ、それが原因で子猫が死んでしまいました。
人間と同じで生後間もないうちに頭を叩く行為は脳に大きなダメージを与えると知ったのは獣医に連れていった後でした。
振り返れば、自分のせいで死んでしまった事がショックで、息子にも申し訳がなく、猫を飼うようになったのは罪滅ぼしのつもりでした。
その後次第に猫に愛着を持つようになりました。
2002年、市内の公園に捨て猫があふれている事が問題となっていた時、現在同会員であるTさんが企画した野良猫避妊・去勢費用捻出バザ−に参加したことをきっかけとして、捨て猫をなくす会の活動を始めました。2006年7月に当会がNPO法人になった際に会長に就任させていただきました。
今活動で課題となっている事はもらい手の問題。たとえ野良猫を捕まえて避妊・去勢したとしても、引き取り手がなかなか見つかりません。
かわいい子猫からもらわれていう現実があります。どの猫を生かし、どの猫を殺すかとう命の選択はできないが、会員で世話できる数にも限界があり、結局保健所行きとなってはどうしようもないのです。
こうした問題を少しでも解決させる為にも、飼い主はもちろん、公園などで野良猫に定期的にえさを与えて面倒を見ている人にも、避妊・去勢に協力してもらえればと考えています。
猫は生後半年で子供を産むため、どんどん増えてしまいます。増えた猫を誰が面倒をみるのか。命を大切にしていくために、避妊・去勢は必要です。モラル・マナー守って猫と接していただきたいです。
捨てられる猫たちの数は減らず、さらにせっかく里子として引き取られた猫ちゃんたちが、また別の場所に捨てられるという悲劇もおきています。
猫を室内飼育できるお宅は限られています。また、猫嫌いな方に「猫を好きになって下さい。」「猫を邪険にしないで下さい。」他人のお宅の庭で糞をする猫に。「ここに入ってはダメよ。」といっても無理があります。
いつの日か、人の生活と、猫の数の調和がとれる日がくると必ず信じて、これ以上被害となる猫たちが、一匹でもこの世に生まれてくることがないように、外猫たちを避妊・去勢し続けるしかありません。
皆様の温かいお気持ちと、ご協力を心よりお待ちしております。
NPO法人 捨て猫をなくす会
会長 鈴木美晴(すずきみはる)
富士市日乃出町在住
(写真は両眼球のない「ちびた」)
人にも猫にもやさしい街づくり
当会のメンバーに加わって、
人にも猫にもやさしい街づくりを
一緒にしませんか?
会員概要
正会員には会が発行する会報やイベントのお知らせなどが送られます。
あくまで自主的なボランティアですので、どのような活動をどれくらいするかは本人しだいです。
義務・強制は一切ありません。
また動物愛護を啓蒙するための活動費は、フリーマーケットでの収益や寄付がたよりですので、寄付のみの賛助会員も大歓迎です。
正会員/年会費 一人 3,000円
個人賛助会員/年会費 一口 1,000円(何口でも)
団体賛助会員/年会費 一口 10,000円
加入ご希望の方はメールにてご連絡下さい。
※令和6年11/7以降
「認定NPO法人」から「NPO法人」に変更になるため
寄付金控除証明書の発行ができません。
何卒ご了承ください。
ホームレス猫たちの、
ご飯当番さん募集中。
避妊去勢手術を済ませたホームレス猫たちのご飯当番さんを随時募集しています。
会のメンバーのほとんどが女性のため、夜のご飯当番は一人でも多くの方がいてくれると助かります。月に数回でも構いません。一緒に歩いてくれるだけでも歓迎します。
つなげよう、猫たちの輪。
「捨て猫をなくす会」のお友達サイトにアクセスしてみて下さい。
種類別に分けています。猫に関する情報が満載です。